インドネシア:STePP技術実証プロジェクト
インドネシア
次亜塩素酸水スプレー(株式会社光と風の研究所)
背景
新型コロナウイルス感染者の急増に加え、インドネシアでは下痢症、腸チフス、コレラ、肝炎など様々な感染症が発生しています。これは、水道水が病原菌に汚染されていることと、特に農村部では下水道が十分に整備されていないことが原因です。消毒薬は予防のために使用すると実用的で汎用性が高い一方、エタノールを配合したアルコール消毒薬は、宗教色の強い国では使用することができません。このことが、インドネシアにおけるノンアルコール消毒剤の需要の高さの原因となっています。
プロジェクト概要
UNIDOは、病院や公共施設で使用される次亜塩素酸水溶液の現地生産を立ち上げるプロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは、アルコール製品を避けるという現地の文化に配慮し、まだ一般的に使用されていない次亜塩素酸のノンアルコール消毒剤「JIAT-X」を導入しました。次亜塩素酸の濃縮液を希釈する工場の設立のほか、品質管理、出荷、抗菌効果評価などの技術指導も行いました。
プロジェクトの詳細
都市、国 |
Bandung, インドネシア |
プロジェクトパートナー |
Indonesian University of Education (Universitas Pendidikan Indonesia) |
主要な成果 |
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会社の詳細
社名 |
株式会社 光と風の研究所 |
ホームページ |
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住所 |
〒151-0063東京都渋谷区富ヶ谷1-38-5 Powers STATION |
資本金 |
2500万円 |
担当者 |
Tatsuhiko Nakazawa 氏 |
事業内容 |
自然エネルギー、省エネルギー分野で最先端を切り開く新しい時代のシンクタンク企業 |
ストーリー
“環境にやさしく、大人も子供もペットも安心して日常生活を送れる消毒剤を製造しているJIAT-Xの技術に感激しました。研修では、正しい消毒の仕方を学ぶ機会となりました。“
Rami、インドネシア教育大学看護学部生
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