2021年2月4日、オーストリア・ウィーン ー UNIDO本部は、南南・三角協力分野における活動内容を紹介する出版物「South-South and triangular industrial cooperation」を発表しました。これまでに実施された16のプロジェクト、そして今後の案件形成とそのスケールアップに生かし得る好事例を取りまとめ、包摂的で持続的な産業開発を進めるに際しての４つの優先分野（繁栄の共有を創造、経済競争力の向上、環境保護、知識と組織の強化）の中で、UNIDOがどのように南南・三角協力事業に取り組んでいるかを紹介しています。

南半球に遍在する開発途上国は近年、世界の成長の半分以上に貢献するとともに、それらの国々の中での貿易は常に高い水準で推移し、世界全体の貿易の1/4以上を占めるにいたっています。しかしその一方で、南半球からの直接投資の流出は世界全体の投資の動きの中で1/3を占める結果となっています。

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