UNIDO東京事務所長が中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)で脱炭素について講演
2021.09.16
UNIDO東京事務所長の安永裕幸は、9月2日から7日まで北京で開催された「2021年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)で、カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出実質ゼロ)とサステナビリティについて講演しました。CIFTISは、デジタル経済とデジタル貿易の促進を目的とし、オンラインとオフラインで開催されました。
「How to achieve global carbon neutrality and sustainability」と題した講演で、安永は、2040年までに世界の平均気温が1.5度上昇すると警告した気候変動に関する最新の報告書を引用。深刻な温暖化に早急に対処するため、情報通信技術(ICT)とスマートエネルギーシステムの活用を強調し、以下の点の推進を訴えました。
- 再生可能エネルギーのさらなる推進
- エネルギー効率の高い社会の実現
- 持続可能なオフィス、家庭、交通、社会のインフラを実現に向けた都市の再設計
- 炭素集約型製造業の技術・産業構造の転換
最後に、上記を実現するためには、各国政府、国際機関、民間企業など様々なアクターによる連携が必要不可欠であると強調し、「ダイナミックに、そして本気で取り組みましょう!」と呼びかけました。