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UNIDO新事務局長にゲルト・ミュラー氏が12月10日付で就任

UNIDO新事務局長にゲルト・ミュラー氏が12月10日付で就任

2021.12.20

ゲルト・ミュラー氏(ドイツ出身)は2021年12月10日付けで、国連工業開発機関(UNIDO)の新事務局長として正式に任命されました。

「UNIDOの事務局長に就任したことをとても嬉しく思います。過去数ヶ月間、サポートをしてくれた前任者のリー・ヨン氏には大変感謝しています」とミュラー氏は述べました。

ミュラー氏はキャリアの早い段階から様々な指導的立場を経験してきました。欧州議会議員を経て、2005年にドイツ連邦食糧・農業・消費者保護省の次官に任命され、2013年には連邦経済協力開発大臣に就任しました。多国間協力や持続可能性、持続可能なマネジメント、革新的な農業といった分野での経験を長く有することから、持続可能な開発のための2030アジェンダや、気候行動に関するパリ協定、生物多様性条約、およびジェンダー平等に関する北京宣言といった多国間による協定への取り組みは、ミュラー氏の重点分野です。

ミュラー氏は、UNIDOが産業の発展とSDG9 (産業と技術革新の基盤をつくろう)の追求をマンデートとする唯一の国際組織であり、新事務局長として、包摂的で持続可能な産業開発(ISID)の推進やSDG9達成の加速、他のSDGsやパリ協定との相互関係の促進、そしてISIDに向けた新たなグローバルアライアンスを構築していくことに意気込みを見せています。また、地球の限界を尊重し、人類が生き残っていくために、グリーン経済への移行や復興に加え、強靱で包摂的かつ持続可能な産業開発の促進をリードする国際機関として、UNIDOを率いることを光栄に感じています。また、先進工業国との強力な連携を通じて、開発途上国や新興国、先進国間の新たなパートナーシップの構築を呼びかけています。

ミュラー氏に関する詳細はこちらから(英語)