国際コンペティション2022「ネットゼロに向けたグリーンテクノロジーとソリューションに向けた世界への呼びかけ」の授賞式を開催
2023.02.06
UNIDOの国際コンペティション2022「ネットゼロに向けたグリーンテクノロジーとソリューションに向けた世界への呼びかけ」の授賞式があり、7つの受賞企業が発表されました。この賞は、最先端のデジタルプロダクション部門、グリーン成長、医療・健康部門、スマート農業・食品部門において革新的なソリューションを生み出した企業に与えられるものです。今回は55カ国からの合計452件の応募があり、専門家8人による審査が行われました。各部門の受賞は中小企業グループと大企業グループの2つのグループに分けられました。
UNIDO東京事務所が運営する「サステナブル技術普及プラットフォーム(STePP)」に登録されている日本企業の株式会社EiShinも今回、最終候補30社の中に選ばれました。
前回のコンペティションはイタリアとドイツの投資・技術移転促進事務所(2020年、2021年)によって開催され、今回はUNIDOの上海事務所と上海交通大学が共同で開催し、「ネットゼロに向けたグリーンで革新的な技術やソリューション」がテーマとなっていました。
<受賞一覧>
スマート農業・食品部門
- Tianzhu Textile (中小企業)
- O⬝PARK2 from the China State Construction International (大企業)
グリーン成長部門
- Shanghai MS Energy (中小企業)
- Electric Container Vessel, Box Power and Port Charging and Switching Network from COSCO Shipping Development (大企業)
医療・健康部門
- Bertin Technologies Group (中小企業)
先進デジタルプロダクション部門
- eeaser GmbH (中小企業)
- Solstice® from Honeywell (China) Co Ltd . (大企業)
受賞者には、近々アブダビで開催される2023 Global Manufacturing and Industrialisation SummitやUNFCCC COP 28など、国際会議や世界規模の産業会議に参加し、今回のソリューションを紹介する機会が与えられる予定です。
今回の授賞式では、UNIDOのFatou Haidaraグローバル・パートナーシップ局長が祝辞を述べ、グローバルな課題に取り組むための革新的なソリューションを紹介する本コンペティションの価値について言及しました。 UNIDOのStephen Karbo中国地域事務所長もまた、UNIDOが掲げるスローガン「イノベーションに進歩(Progress by innovation)」に基づき、持続可能な開発の2030アジェンダに向けた革新的なソリューションの必要性を強調しました。
本コンペティションは、UNIDOが年ごとに主導して実施しているイニシアチブであり、過去には国連2020イノベーション賞を受賞しました。今回の授賞式はYouTubeでもライブ配信され、これまでで最多の184万2千人以上の視聴者が視聴しました。