セネガルでカントリー・パートナーシップ・プログラムが開始
2015.04.30
セネガル首相がUNIDOカントリー・パートナーシップ・プログラムを開始
モハメド・ディオンヌ首相はISID(包摂的かつ持続可能な産業開発)を確実に進めるため、UNIDOが推進するカントリー・パートナーシップ・プログラム(PCP)を正式にスタートさせました。
ディオンヌ首相は「産業化は全ての市民に恩恵を与える」とこの新しい手法を評価し、雇用創出に向けて重要な役割を果たすだろうと述べました。
UNIDO専門家チームがセネガルを訪問し、2015年の活動計画について協議しました。ディオンヌ首相は政府としても財政面の支援を約束し、特に、同国で最初の総合農業基地となるジャムナジオ統合産業プラットフォームの開発を本格化させていくことになります。
(ニュースレターより抜粋)
新たなパートナーシップ
技術支援や財政支援を行う様々な関係機関が、セネガルにおいてUNIDOが実施するPCPプロジェクトに関心を示しています。
中国、イスラム開発銀行(IDB)、世界銀行グループはジャムナジオ案件の実施を進めています。IDB、EU、アフリカ開発銀行とイタリアは、最大3ヵ所の農業基地の設立プロジェクトに参加を表明しています。EUや他の支援機関はケドゥグでの工鉱業基地の開発に関心を示しています。
セネガルでのPCP推進に向けて首都ダカールで開催されたテクニカル・ワークショップには、政府関係者、民間企業、援助機関など100名以上が参加しました。
(ニュースレターより抜粋)
UNIDO本部のISIDに関連するニュースレター(英文)のダウンロードはこちら
※カントリー・パートナーシップのためのプログラムとは <the Programme for Country Partnership>
UNIDOが提唱する産業開発支援の手法。開発機関、開発金融機関、支援国政府、被支援国政府、民間企業など
あらゆる関係者が参加した協調体制を構築し、一国単位で総合的な産業開発方針を立て、協調して支援することを
目指しています。UNIDOは協調のためのプラットフォームとして機能します。