UNIDOは2015年4月28日にナイジェリア連邦政府とのパートナーシップにより、投資・技術移転促進事務所（ITPO）をナイジェリアの首都アブジャに開設しました。

　アフリカで初のITPOとなる同事務所は、ナイジェリアのみならず西アフリカ諸国経済共同体（ECOWAS）の国々に対してもサポートします。投資と適切な技術、とりわけ地域の中小企業に向けた投資と技術を見つけ出し、その導入を促進して、包摂的で持続可能な産業開発（ISID）を支援していきます。

　ナイジェリア連邦産業貿易投資省のオルセガン・アガンガ大臣は、開所式で、ITPOの設立は「急速な産業発展を促進し、雇用を創出し、ナイジェリアとECOWAS地域の非石油産業基盤を拡大するだろう」と述べ、それによってナイジェリアはISIDに取り組むことができるとの期待を表明しました。

　ナイジェリアにITPOを設立するというアイデアは、UNIDOのリー・ヨン事務局長とアガンガ大臣の間で、ナイジェリア産業革命計画と国営企業開発プログラムの実践を支援する活動の一環として2014年に最初に協議されたものです。

　他のUNIDOの投資・技術移転促進事務所は、バーレーン、中国、日本、イタリア、ロシア、韓国に設置されています。

（UNIDO本部のプレスリリースより抜粋）