第3回 ISIDフォーラム エチオピアでの開催決定
2015.06.22
第3回ISIDフォーラムがアディスアベバで開催されます
UNIDO本部は、2015年7月14日にISIDフォーラム(ISID:包摂的かつ持続可能な産業開発)をエチオピアの首都アディスアベバで開催します。第3回開発資金国際会議のサイドイベントとして、エチオピア、セネガルの両国政府、国連アフリカ経済委員会(ECA)と共催します。
エチオピア、セネガルの両国首相、国連事務総長、国連経済社会問題担当事務次長、世界銀行総裁、アフリカ連合委員長、開発金融機関代表、民間企業代表などハイレベルな参加者が予定されます。UNIDOのPCP(カントリー・パートナーシップ・プログラム)は、国連事務総長、開発金融機関、民間企業や開発パートナーから賛同を得ており、中国の李克強首相も支持を表明しています。
アディスアベバでの会議でUNIDOは、PCPのモデルを通じてポスト2015年開発アジェンダの実践に公的ファイナンスや民間ファイナンスを活用できることを示します。
ISIDフォーラムの参加者は、エチオピアの2つの工業団地を訪問し直接現場で進捗を確認する予定です。
(ニュースレターより抜粋)
エチオピア視察団が東南アジアの工業団地を訪問
UNIDOはエチオピア政府高官向け視察ツアーを実施し、メブラトゥ工業副大臣率いる11名の視察団がマレーシア、タイ、ベトナムを訪問しました。特にベトナムの工業団地は国の経済改革に貢献したモデルケースであるとして、一行はニンビン省の工業団地に集約された食品加工産業に関心を示していました。
UNIDOは、エチオピアをPCPのパイロット国の一つとして選定し、近代的な工業団地開発を通じて同国の経済改革を支援しています。メブラトゥ副大臣は「ベトナムはエチオピアにとって良いモデルであり、この視察によってさまざまな可能性に対して気づきが得られた。我が国でも工業団地開発を推進していく必要がある」と述べました。
リーUNIDO事務局長がワルシャワ及び東京を訪問した際にも、民間セクター関係者に対してPCPの概要を説明しました。ポーランドの参加者は、PCPが民間部門や開発金融機関とのパートナーシップを促進するツールとなるとして関心を持ちました。また、東京の国連大学で開催されたUNIDOセミナーには、民間企業の関係者ら約300名が参加し、PCPについて学ぶ機会となりました。アフリカ外交団の大使との会談では、PCPが他のアフリカ諸国でも実施されることへ強い期待が表明されました。日本政府の関係省庁や経団連に対しても説明がなされ、国際協力銀行(JBIC)は大型農業ビジネスに関する2件のプロジェクトを支援する準備があることを表明しました。
(ニュースレターより抜粋)
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