このページをシェアする

世界工業生産報告書(2017年第1四半期)が発表されました

世界工業生産報告書(2017年第1四半期)が発表されました

2017.06.26

UNIDO本部の統計チームは2017年第1四半期の指標に基づく世界工業生産の成長に関する報告書を発表しました。

主な内容

  • 世界の工業生産高は2017年第1四半期に前年同期比で3.7%増加しました。2016年の平均である2.6%よりも上昇しています。先進工業国では1.9%、開発途上国と新興国では6.0%の増加でした。
  • 先進工業地域の成長は依然として緩やかで、北米では1.1%増、欧州では1.4%増でしたが、東アジアでは4.2%の堅調な上昇がみられました。
  • 開発途上地域ではアジアが約7.0%と比較的高い成長率を達成しました。その他の開発途上地域の生産も増加し、ラテンアメリカでは0.4%増で長期的な景気後退から回復の兆しが見られました。アフリカは5.7%と十分な成長率ですが安定性が求められます。
  • 製造業別に見ると、2017年の第1四半期はほぼ全ての産業においてプラス成長を維持しましたが、ハイテクとミディアムハイテクの製造業が継続して上位に位置しています。

     

世界工業生産報告書2017年第1四半期[PDF]  (報告書は英文のみです)