世界工業生産報告書(2017年第2四半期)が発表されました
2017.09.11
UNIDO本部の統計チームは2017年第1四半期の指標に基づく世界工業生産の成長に関する報告書を発表しました。
主な内容
- 世界の工業生産高は2017年に3.2%増加すると予想されています。直近6年間で最も高い数値です。先進工業国では1.8%、開発途上国と新興国では5.0%の予想です。
- 2017年の第2四半期に世界の工業生産高は、年初の堅実な3.7%増加にさらに上積みされ、前年同期比4.2%増加となりました。先進工業国では2.7%、開発途上国と新興国では6.1%の増加でした。
- 先進工業地域での成長トレンドはすべての地域での力強い成長にみられ、名目成長で東アジアでは4.4%、欧州では2.7%、北米では1.6%でした。
- ラテンアメリカは厳しい経済の落ち込みを乗り越えて1.8%成長となりました。アジアの開発途上地域では比較的高い6.6%成長でした。UNIDOの予想では、アフリカの工業生産高は10.5%増でした。
- ミディアムハイテクとハイテクの製造業が継続して上位に位置しており、直近5年間で最高となる前年比5.3%の成長を記録しました。
世界工業生産報告書2017年第2四半期 (報告書は英文のみです)