世界工業生産報告書(2018年第2四半期)が発表されました
2018.10.03
UNIDO本部の統計チームは、2018年第2四半期の世界工業生産の成長に関する報告書を発表しました。
主な内容
- 世界の製造業の付加価値は、最新の予測によると3.9%を維持しそうです。先進工業国で2.7%、中国で6.1%となっています。開発途上国と中国を除く新興国での成長率は持続的に改善しており、4.4%となりそうです。
- 2018年第2四半期の世界の工業生産高は前年同期比3.8%の成長となりました。第1四半期に記録した4.2%よりは低い数値ですが、依然として世界の工業生産の健全な成長を示しています。
- 先進工業国は第2四半期もポジティブな成長を維持しました。若干の減速もあり、前年同期比2.5%上昇しました。
- 中国は6.4%の成長を見せたのに対し、アジア太平洋と東欧はそれぞれ4.8%と5.3%でした。南米は波乱含みで不安定な経済情勢を背景に国ごとに異なる状況になっています。
- ミデアム・ハイテクとハイテク分野では非常に高い成長率を示しており第1四半期には5.4%でしたが、本四半期ではやや減速しており、その中でミデアムハイテクだけは2.9%増と健闘しています。
世界工業生産報告書(2018年第2四半期)(報告書は英文のみです)