株式会社トロムソのグラインドミルがマダガスカルに導入されました
2018.10.23
株式会社トロムソのモミガライト製造機グラインドミルが、マダガスカルで現地の農家や企業と協力してエッセンシャルオイル等の製造を行っているAS PRO SAVA Associationという団体に納入されました。同団体ではエッセンシャルオイルの精製に使うボイラーの燃料として、グラインドミルで製造した棒状の燃料モミガライトを使用する予定とのことです。
背景
マダガスカルでは、一般家庭や企業で燃料として薪を使う習慣が残っており、燃料確保のための森林破壊が問題になっています。AS PRO SAVA Associationはこの問題を以前から把握しており、森林破壊への対抗策として薪に代わる燃料を探していたところ、トロムソの技術のことを知り、導入を決意したとのことです。実はマダガスカルは米の生産が盛んで、モミガライトの原料となるもみ殻を安定して確保が可能な状況にあります。元々廃棄物として処理されていたもみ殻を燃料にすることができ、その上それによって樹木が伐採されることを防ぐことができるということで、トロムソのグラインドミルはマダガスカルに最適な技術であることがわかりました。
株式会社トロムソのグラインドミルはUNIDOの環境技術データベースに登録されています。耐久性に非常に優れており、一時間に120kgもの燃料を製造することが可能です。
グラインドミルの詳細については以下ページをご覧ください。