株式会社MARS Companyは、食材の鮮度を従来の冷蔵庫と比べて3～10倍長く維持できる冷蔵庫「Kuraban（蔵番）」を開発しました。Kurabanは食材を‐1℃で凍結させずに保存することで、従来では長期保存のために冷凍していた食材を、冷蔵にて長期保存することを可能にしました。本技術によって解凍の必要がなくなり、通常の解凍時に起こりやすい動植物細胞へのダメージやうまみ成分の流失を防止できるため、従来の冷凍保存/解凍した食材に比べて、食材の品質をより向上させることができます。

2019年1月現在でKuraban 4機が海外（タイ、ニュージーランド、モロッコ）に輸出され、ホテルや日本料理店等で活用されています。株式会社MARS Companyは、Kurabanの技術移転に積極的で海外投資やパートナーシップ協定を通して今後のさらなる海外展開を検討しています。

 （サステナブル技術普及プラットフォームは海外への技術移転を目的とするため英文表記のみです。）