株式会社MARS Companyは、食塩水や海水から作られる氷「sea snow」の製造装置を開発しました。「sea snow」は雪状の形状をした特殊な氷であり、－1℃の氷点下の温度帯を長期間持続することができます。
雪状であるため輸送時による魚体への干渉傷・痛みを防止します。また、塩分濃度が1％で魚体の体液と同等であるため、浸透圧差がなく水の出入りを防ぎ、その結果、魚体の鮮度を長時間保持することが可能です。さらに通常の水氷と比較して、「sea snow」はより多くの空気を含んでいるため断熱効果を持つと同時に軽量であり、輸送コスト低減にも貢献します。

2019年1月までに韓国の漁船及び漁港に向けて本製品の輸出が行われ、鮮度が失われやすいシイラの輸送に役立っています。株式会社MARS Companyは本技術の技術移転に積極的で、海外投資やパートナーシップ協定を通して今後のさらなる海外展開を検討しています。

 （サステナブル技術普及プラットフォームは海外への技術移転を目的とするため英文表記のみです。）