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STePP(サステナブル技術普及プラットフォーム)に新規登録されました(近赤外線を活用した茶成分分析計)

STePP(サステナブル技術普及プラットフォーム)に新規登録されました(近赤外線を活用した茶成分分析計)

2019.08.05

カワサキ機工株式会社は、茶葉に含まれる成分を約1分で計測することができる近赤外線を活用した茶成分分析計を開発しました。煎茶に含まれる9成分、紅茶に含まれる5成分、または緑茶に含まれる7成分を分析に対応したモデルがあります。また、乾燥後の茶の生葉に含まれる成分についても、3成分を分析することが可能です。使用に特別な知識や技術を必要とせず、分析計に付属の専用グラインダーを用いてサンプルを調製し、それを分析計に投入するという簡便な操作によって、分析をすることが可能です。本製品を使用することで茶の栽培方法を改善することができ、また、国際基準に基づいた茶葉の質の計測を行うことで、量と質に基づいた茶葉の価格設定が可能になり、公正な貿易を促進します。

2019年8月までに緑茶を分析するモデル10機が中国と台湾に輸出されています。JICAを通してスリランカにも輸出されており、カワサキ機工株式会社は、今後も特に紅茶を分析するモデルのさらなる海外輸出を目指しています。

 (サステナブル技術普及プラットフォームは海外への技術移転を目的とするため英文表記のみです。)