UNIDO東京事務所は2022年11月18日、川崎市の協力のもと、開発途上国や新興国の駐日大使館を招き、同市で開催された『第15回川崎国際環境技術展』の視察ツアーを実施しました。

本ツアーは当事務所の「技術視察（駐日大使館プログラム）」の一環で、環境に配慮した日本企業の最新技術を視察することが目的。コロナ禍ではオンラインで実施していたため、対面形式での開催は3年ぶりとなりました。今回のツアーには、アフリカやアジア、中南米、中東など30カ国の大使館から、大使2人を含む30名の外交官が参加しました。

外交官らは会場に到着して川崎市の福田紀彦市長と交流した後、二手に分かれて６社の出展ブースを訪問。浄水システムや乗用車の燃費効率を上げるエアフィルター用スプレー、官民が連携した海外での水処理、廃棄物処理など、開発途上国の開発に活かせる技術について視察しました。各国の外交官らからはそれぞれの製品自体の効果や性能などに加え、メンテナンス費用やサポート内容などに関する質問も相次いでいました。

視察を終えた外交官たちからは、「自国の課題を解決しうる技術なので、どう適用できるか今後議論したい」「日本企業の技術レベルの高さに驚いた」「引き続き情報交換をしたい」といったコメントが寄せられました。

• 訪問した主な展示ブース

  株式会社Eishin（http://eishin-e.jp/）
  株式会社流機エンジニアリング（https://www.ryuki.com/）　
  かわさき水ビジネスネットワーク（https://www.kawasaki-eco-tech.jp/exhibitors/）
  日本ベーシック株式会社／株式会社エイ アイ ティ（https://nipponbasic.ecnet.jp/）
  日本ミクニヤ株式会社（https://mikuniya.jp/）
  日之出産業株式会社（https://www.hinodesangyo.com/）