2016年11月16日(水)東京にて、「アフリカにおける今後のビジネス展望と支援策」と題し、TICAD VI フォローアップ・セミナーが開催。UNIDOはアフリカ開発銀行アジア代表事務所、在京アフリカ外交団(ADC)と共に本イベントを主催しました。
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今夏、初のアフリカ開催となったTICAD VI(2016年8月27~28日、於:ケニア・ナイロビ)を受け、日・アフリカ双方のwin-win関係構築に向け、ナイロビで議論された成果を具体的なビジネス活動に繋げていく気運が高まっています。
アフリカ開発銀行アジア代表事務所所長 横山正氏の挨拶により開会された本セミナーには、会場に集まった300名に及ぶ参加者に加え、インターネット上でのライブ配信により、アフリカに駐在する日本企業関係者からも参加。在京アフリカ外交団(ADC)副団長・駐日ジブチ共和国大使であるアホメド・アライタ・アリ閣下、外務省アフリカ部参事官 岡田誠司氏からのご挨拶、世界銀行駐日事務所特別代表 塚越保祐氏、経済同友会副代表幹事 小林いずみ氏による基調講演が行われ、アフリカにおけるビジネス展望や支援策についての役割が述べられました。
第一部、第二部ともに、三井物産戦略研究所国際情報部中東アフリカ室 白戸圭一氏が進行。
第一部は、『国際機関と日本の公的機関はTICADでどう活躍し、また今後民間企業にどのような支援を提供できるのか』をテーマに、アフリカ開発銀行、UNIDO、UNDP、JETRO、JICA、JBICにより、アフリカにおけるビジネス展望や民間セクター向けの支援スキームが紹介されました。
第二部では、民間企業4社から、アフリカビジネスにおける公的支援スキームを利用した実例を発表。日本電気(NEC)、鳥取再資源化研究所、パナソニック、三井住友銀行が登壇。パナソニックのインドを拠点とした中東・アフリカへの市場展開、販路開拓を行う戦略や、鳥取再資源化研究所の「中小企業にとってアフリカ市場への進出は支援なしでは夢のまた夢」という言葉が印象的であった事に加え、コンサルタントや現地パートナー選択の重要性、国際機関や公的機関からの支援の必要性といったことが言及されました。
駐日モーリタニア・イスラム共和国大使 ヤヒヤ・ンガム 閣下からのコメント、モデレーターである白戸氏によるまとめの後、UNIDO東京事務所所長 国吉浩氏の閉会挨拶では、TICAD同様、今回のセミナーでの議論をスタートラインとして今後具体的なアクションに繋げていく重要性が強調されました。
※発表資料は、アフリカ開発銀行ホームページからご覧頂けます。
概要
日 時: 2016年11月16日(水)14:00~18:00 セミナー/18:15~ ネットワークレセプション
会 場: 国連大学本部 3階 ウ・タント国際会議場
主 催: アフリカ開発銀行アジア代表事務所、在京アフリカ外交団(ADC)、UNIDO東京事務所
共 催: 日本貿易振興機構(JETRO)、国際協力機構(JICA)、国際協力銀行(JBIC)
世界銀行東京事務所、UNDP駐日事務所
後 援: 外務省、財務省、経済産業省、経済同友会、アフリカ協会、アフリカ開発協会、
アフリカビジネス振興サポートネットワーク(AB-NET)