UNIDO東京事務所が、日本政府の協力を得て開始した「STePPアフリカ産業職業訓練プログラム」は、アフリカの現地エンジニアと技術者に日本企業の技術を身につけてもらい、持続可能な産業開発に貢献することを目的としています。
プロジェクトの詳細はこちらのページからご覧ください。
UNIDO東京事務所が本プロジェクトのパートナーとして採択した日之出産業は2024年4月、モロッコから来日した研修生2人にする2週間の研修プログラムを実施しました。この研修は、モロッコにおける排水処理のエンジニアのスキル開発支援を目的としたものです。
研修の概要
このプログラムに参加したのは、モロッコの公的職業訓練機関OFPPTのMs. Lamiaa Illoul, Environmental EngineerとMr. Hicham Raji, Hydraulic Engineerです。研修期間は2024年4月15日から26日の12日間でした。
研修では、下記のような技術に関する研修や施設訪問が実施されました。
- 排水の生物処理と運転管理
- 運転管理上のトラブルと処理能力性能の確保
- HMBの排水処理への適用
- 微生物製剤による処理機能活性化
- 横浜市に見る行政の役割
- HMBシステム、回分式活性汚泥法施設の訪問
4月26日には閉講式が開催され、駐日モロッコ王国大使館のラシャッド・ブフラル駐日特命全権大使、同アディル・ブアフィア経済参事官、経済経済産業省貿易経済産業局技術・人材協力課の岡本楽係長、日之出産業の藤田香取締役、UNIDO東京事務所のフェルダ・ゲレゲン次長などが参加しました。
本研修プログラムの次の段階として、2024年5月以降、モロッコでの現地研修(フェーズII)が予定されています。今後の情報について、プロジェクトページで随時報告をいたします。