2020年8月18日、国連工業開発機関(UNIDO)は、オンラインセミナー「ITP Network(投資・技術移転促進ネットワーク): インダストリー4.0 とソサエティ5.0」を第3回 世界製造・工業化サミット(Global Manufacturing and Industrialization Summit: GMIS2020)のデジタルシリーズの一つとして開催します。
デジタルシリーズ 8
「ITP Network: インダストリー4.0 とソサエティ5.0」
〜 製造業と工業の未来を探る:持続可能な開発目標(SDGs)の達成促進とソサエティ 5.0の形成におけるインダストリー4.0の真の可能性 〜
人類の進化において想定される未来社会として、ソサエティ5.0(Society 5.0)は、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society3.0)および情報社会(Society 4.0)に続き、2016年から日本で推進されています。
ソサエティ5.0は、「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合したシステムにより、経済発展と社会課題の解決を両立する人間社会」として概念化されています。これは、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ、人工知能(AI)、ロボット工学などの技術の進歩を特徴とするインダストリー4.0のコンセプトと密接に関連しています。インダストリー4.0は、私たちの働き方だけでなく、私たちの生き方も変える可能性があります。
製造業や工業の域を越えたインダストリー4.0のテクノロジーの波及効果は、日本のソサエティ5.0のコンセプトによって捉えられています。インダストリー4.0とソサエティ5.0はどちらも、国連による2030アジェンダおよび持続可能な開発目標(SDGs)の達成、また包括的で持続可能な産業開発と密接に関連しています。
本セミナーでは以下について探求します。
- 新しい産業革命における未来の製造業および工業の主な課題と機会は何か?
- 新しい産業革命とその新興技術の恩恵を受けるのは誰か?
- 最先端のテクノロジーで未来の製造業と工業を追求しながら、誰も置き去りにしないために最も脆弱な人々を確実に含めるにはどうすればよいか?
- ソサエティ5.0から学んだ教訓は、高齢化社会にある日本のような先進国から非常に異なる社会構造を持つ開発途上国に適用できるか?
開催日時
2020年8月18日(火)18:00 – 18:45 (日本時間) / 9:00 – 9:45 (GMT)
登壇者
イタリア | Champion ESOF2020 (Euroscience Open Forum) Trieste Professor, Dr. Stefano Fantoni |
日本 | 東京大学生産技術研究所 准教授 梶原 優介氏 |
ドイツ | Department of Business Administration, John Cabot University Rome Assistant Professor of Applied Data Analytics, Dr. Alina Sorgner |
中国 | CloudMinds Founder and CEO, Mr. Bill Huang |
ロシア | IIoT Cyber Security, Kaspersky Head of Business Development, Mr. Andrey Suvorov |
UNIDO | Directorate of Digitalization, Technology and Agribusiness Managing Director, Mr. Bernardo Calzadilla-Sarmiento |
Investment and Technology Promotion Division and Coordinator, Investment and Technology Promotion Offices Network Chief, Mr. Weixi Gong |
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東京事務所 所長 安永 裕幸(進行) |
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