2016年11月2日(火)東京で「GMISグローバル・ロードショー」が開催されました。UNIDOはGMIS事務局と共に本イベントを主催しています。
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世界中で5億人以上の雇用を作り出す製造業。日々のデジタル化により様々な分野が収束され効率化が進む中、これまでの伝統的なビジネスモデルは見直しを迫られています。
こうした転換期に際し、産業界と政府機関、学術界及び国際機関の代表者が一堂に会する世界初の製造業サミット、GMIS (Global Manufacturing & Industrialization Summit)が、来春アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催されます。(UAE経済省、国際連合工業開発機関(UNIDO)共催)。
サミット開催に先立ち、知見や提言を募り、情報を発信することを目的とした「GMISグローバル・ロードショー」が世界10カ国で展開されており、その一環として11月2日(水)東京での開催となりました。
UNIDO東京事務所 国吉浩所長の挨拶で開会した本ロードショーには、駐日アラブ首長国連邦大使 カリド・オムラン・スカイット・サルハン・アルアメリ 閣下、来日したアブダビ経済開発庁(DED)産業開発局長アイアン・アル・マカーウィ閣下を含む6名のプレゼンターと、日本、アブダビを代表するパネリスト達が参加しました。
パネルディスカッションは、中東協力センター・アドバイザー / 野村総研研究所上級コンサルタントの佐竹繁春氏により進行。経済産業省の徳増伸二氏が日本における製造業の現状を、DEDのガナム技師がアブダビの更なる産業化へ向けた取り組みを発表。JFEスチールの姉崎満氏からは、アブダビでの大径溶接鋼管工事業が紹介されました。アブダビへの海外直接投資金額のうち日本企業の占める割合は2.8%(2015年)であり、今後さらなる増加が期待されています。
また、野村総合研究所の近野泰氏からは、戦略の重要性が、UNIDO東京事務所のゲレゲンからは特にグローバルバリューチェーンへの参加という視点における、途上国を含めたグローバルな視野の重要性が強調されました。GMIS事務局のキンディ氏からは来春のサミットへの日本企業の参加が促され、満員の会場は熱気に包まれたまま、閉会しました。
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概要
名 称 | GMIS (Global Manufacturing & Industrialization Summit) 東京ロードショー |
日 時 | 2016年11月2日(水) |
会 場 | ホテルオークラ東京 オーチャードルーム |
主 催 | GMIS事務局、国際連合工業開発機関(UNIDO) |
後 援 | 経済産業省、駐日アラブ首長国連邦大使館、(財)中東協力センター |