爽やかな秋晴れの週末、グローバルフェスタJAPAN2017が、お台場で開催されました。国際協力活動を行う政府機関や、NGO、企業などが一同に会する国内最大級の同イベントに、UNIDO東京事務所もブースを出展。家族連れやインターン希望の学生、開発分野に興味を持つ人々などで、会場同様、UNIDOブースも大いに盛り上がりました。
持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられている目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に注力するUNIDO。ブースでは、UNIDOの活動紹介をはじめ、パートナー企業から担当者を迎え、ブースを訪れる人々に、プロジェクトについてわかりやすく解説しました。「CSRが社内で市民権を得ていると感じます」と話してくださったのは、開発分野への興味からCSR室を強く希望して現在の職に至るコマツの伊藤準矢さん。海外における日本の技術に対する信用の厚さを感じると同時に、「重機だけでなく、技術者の育成にも注力しています」と語り、ブースでは訪れる人々に、リベリアでの職業訓練プログラムとその意義を伝えていました。トーハツ株式会社からは田村元気さんと程田優作さんが参加。「社会的責任を、社としても認識しています」とした上で、「現地の人々と最初に会った時、その本気度に突き動かされました」とコメントしました。イラクのクルディスタン地域政府労働・社会福祉庁より招聘された研修生3名に対して可搬消防ポンプの操法やメンテナンス方法等についてトレーニングを実施したプロジェクトについて、ブースを訪れた来場者に、熱心に語りかけていました。
原田勝広教授のもと、国連やNGO・NPOについて学ぶ明治学院大学の横川有紗さん、白井綾乃さん、平野左和さん。授業の一環として参加したグローバルフェスタは、初めての経験だと目を輝かせながら、UNIDOブースで担当者からの話に熱心に耳を傾けながらメモを取っていました。「知る機会のなかった国連機関の活動を知る事ができて、嬉しいです」と笑顔で話す横川さん。「現地へ行くだけでなく、日本にいながら世界に貢献する仕事ができる事を知りました」と平野さんも続き、将来的には、国内で、また海外で活動できたら、と夢を語りました。
この日のために準備したUNIDOとSDGsのロゴをのせたオリジナルのマシュマロは、「かわいい!食べるのがもったいない」と大人気。ノベルティやパンフレットもあわせ、来場者の「知るきっかけ」ともなり、ブースでの会話もはずみました。
各国の食べものや文化にも触れる事もできるグローバルフェスタ。UNIDOブースも、SDGsや技術移転を中心にビジネスで世界を繋げるプラットホームを築く活動など、複雑に思われる内容も、楽しみながら知る事のできる場として、2日間、大いに盛り上がりました。
概 要
日 時: 2017年9月30日(土)、10月1日(日) 午前10時~午後5時
会 場: お台場センタープロムナード(シンボルプロムナード公園内)
〒135-0064 東京都江東区青海1-2
テーマ: Find your Piece! ~見つけよう、わたしたちにできること~
主 催: グローバルフェスタJAPAN2017実行委員会
共 催: 外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
参加団体: 援助関連政府機関、公益法人、国際機関、自治体、大使館、
青年海外協力隊関連団体、NGO関連団体、企業等