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日本・UNIDO、シエラレオネにおいて自動車整備士の育成を支援

日本・UNIDO、シエラレオネにおいて自動車整備士の育成を支援

2021.03.25

運輸・航空大臣、駐シエラレオネUNIDO代表、筆頭大臣、駐シエラレオネ日本国特命全権大使

2021年323日、フリータウン – 国連工業開発機関(UNIDO)は、このたび、日本政府の支援の下、シエラレオネで「自動車整備技能訓練を通じた若者雇用促進計画(以下、本プロジェクト)」を実施します。

近年、シエラレオネでは経済発展にともない、自動車の保有台数が増加し続けてきました。これに伴い、自動車整備士の需要は増加し、特に若年層の雇用拡大に向けた技能を有する人財の育成が課題となっています。

本プロジェクトは、これらの産業ニーズに沿った知識・技能を高め、起業指導をするための職業訓練施設整備を目的とした取り組みです。

2021323日、姫野勉駐シエラレオネ日本国特命全権大使とマリアツゥ・アビオノ・スワレイ駐シエラレオネUNIDO代表は、ステート・ハウスにおいて、日本政府の無償資金協力に関する交換公文への署名を行いました。調印式には筆頭大臣、技術・高等教育大臣、運輸・航空大臣、および各省庁関係者を含む事業パートナーが出席しました。

この交換公文への署名に際し、姫野大使は、「我々の友人を支援する上での日本の哲学は、彼らのエンパワーメントを助けることです。技能訓練はそのための重要な要素です。日本は、このプロジェクトのためにUNIDO及びシエラレオネ政府と協力することを大変喜ばしく思います。このプロジェクトは、2019年に開催されたアフリカ開発会議 (TICAD) に出席するため、ビオ大統領が訪日した成果です」と述べました。

 また、スワレイ駐シエラレオネUNIDO代表は、「技術教育・職業訓練(TEVT)は、雇用機会の拡大、経済生産性の向上、イノベーション、輸出・技術移転を促進する上で大きな役割を果たします。シエラレオネ政府が進める自動車整備産業の変革をUNIDOは全面的に支援します」と述べました。

さらに、フランシス筆頭大臣は、「ビオ大統領の訪日がUNIDOを通じた日本政府の支援に繋がり、シエラレオネの若年層が職業訓練所の恩恵を受けれるようになることは非常に喜ばしい」と添えました。

本プロジェクトはシエラレオネ政府の”Medium-Term National Development Plan (NDP) 2019-2023”の実現に向けて、特に人材育成及び起業促進を支援するものです。