UNIDOは2022年1月20日、「スーダンと国際市場間におけるゴマ製品貿易の促進」と題したイベントをオンラインで開催しました。同国のゴマ生産企業24社に加え、日本、韓国、中国、イタリア、中東から合計27の企業が参加し、個別商談を通じてビジネス機会を探りました。

本イベントは、日本貿易振興機構（JETRO）、中国食品土畜進出口商会（CFNA）、およびUNIDO東京事務所の連携のもと、日本、韓国、イタリア、ドイツなど重要な国際市場に向け、スーダンのゴマ製品の輸出を促進させる目的で開催されました。 

プレゼンテーションでは、スーダンの連邦政府、州政府、民間部門、外国組織と国際機関の代表者が、ゴマの生産と品質に関する重要な課題についてや、ビジネスの持続可能性を確保し、国際市場に向けて質の高い貿易の流れを確保するための取り組みなどを発表しました。

本イベントは、規格及び通商開発機構（STDF）の資金提供を受けて、UNIDOと国連食糧農業機関（FAO）が共同で実施している、「スーダンのゴマバリューチェーン強化プロジェクト」に関連した主な活動の一つです。同プロジェクトは、同国産のゴマのバリューチェーンにおけるさまざまな関係者の品質向上に関する能力強化や、トレーサビリティ（生産から消費までの状況把握）と輸出管理システムの確立といった活動を通して、スーダン産ゴマの国際市場への輸出に向けた支援に取り組んでいます。