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リー・ヨン事務局長がエチオピアを訪問

リー・ヨン事務局長がエチオピアを訪問

2015.04.15

UNIDO事務局長がエチオピアを訪問

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リー・ヨンUNIDO事務局長は、2015年3月30日、31日の両日、エチオピアの首都アディスアベバを訪問し、ハイレマリアム首相と会談を行いました。エチオピアは、UNIDOが推進する「カントリー・パートナーシップ推進プログラム(PCP)」のパイロット国の一つであり、PCPの進展状況について協議しました。

会談の中で、ハイレマリアム首相は、工業省内にタスクフォースを設置し、また関係省庁や開発支援機関などから成る合同調整委員会を置いて進捗をモニタリングするなど、PCPの効果的な実施に向けて政府として全面的に支援していくことを改めて約束しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エチオピアでの投資拡大に高い関心

Newsletterリー事務局長は、滞在中に首都アディスアベバ近郊のボレレミ工業団地も訪問しました。156ヘクタールの広さを持つこの工業団地は、世界銀行から2億5千万ドルの融資を受けて開発されました。

工業団地内に立地する工場の一つGeorge Shoe Factoryでは、現在1日に4千足の靴を生産しており、フル稼働時には6千足に達する計画です。1500人以上の若者の雇用を創出しており、その多くは女性です。

また、同工業団地には中国、ケニア、パキスタン、スリランカの企業が入っており、輸出向けの衣料品を生産しています。

 

多くの商業銀行や開発金融機関が、エチオピアで実施中のPCP関連プロジェクトをさらに投資拡大していくことに関心を示しています。

 

 

 

 

UNIDO本部のISIDに関連するニュースレター(英文)のダウンロードはこちら

 

※カントリー・パートナーシップのためのプログラムとは <the Programme for Country Partnership>
 UNIDOが提唱する産業開発支援の手法。開発機関、開発金融機関、支援国政府、被支援国政府、民間企業など
 あらゆる関係者が参加した協調体制を構築し、一国単位で総合的な産業開発方針を立て、協調して支援することを
 目指しています。UNIDOは協調のためのプラットフォームとして機能します。