世界工業生産報告書(2015年第2四半期)が発表されました
2015.09.11
UNIDO本部の統計チームは2015年第2四半期の指標に基づく世界工業生産の成長に関する報告書を発表しました。
主な内容
· 中国をはじめとする新興国で下降傾向が見られるものの、2015年の世界の工業生産は安定的な成長が見込まれる。しかし、中近東・北アフリカの地域紛争とヨーロッパ経済の不安定性が成長にマイナスに作用する可能性がある。
· 2015年第2四半期の世界の製造業生産額は前年同期比2.5%増で、前四半期の2.9%から低下した。
· 2015年第2四半期の先進工業国における製造業生産額の成長率は0.7%であった。
· 2014年第2四半期の開発途上国および新興国における製造業生産額の成長率は5.2%と先進工業国よりも非常に高い数値を維持したが、以前に比べれば低い水準である。
· 産業別では、開発途上国および新興国での強い内需に支えられ、基礎的な消費財が比較的高い伸びを示した。
世界工業生産報告書2015年第2四半期(報告書は英文のみです)