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UNIDOと東京大学海洋アライアンスのインターンシップに関する合意

UNIDOと東京大学海洋アライアンスのインターンシップに関する合意

2018.08.08

ウィーン、2018年7月24日 – 国連工業開発機関(UNIDO)と東京大学海洋アライアンスは、UNIDOのインターンシッププログラムへの協力を強化することで合意しました。

「インターンシッププログラムに関するUNIDOの多大なるご尽力に感謝しております。海洋問題と世界の持続可能な開発に関する高度な専門知識を持つ人材をさらに育成するために、UNIDOとの関係を強化したいと考えています」と東京大学海洋アライアンスの木村伸吾副機構長は述べ、「この目的を実現するために、私たちは学生が国際機関のインターンシップに参加する機会を提供し続けます。」と強調しました。

同協定は、本年4月にUNIDOのリー・ヨン事務局長が東京大学を訪問し、持続可能な開発目標(SDGs)の実現におけるイノベーションと若者の役割を模索するシンポジウムを開催したことを受けて締結されたものです。

「UNIDOインターンシッププログラムへの学生の参加が、組織の目標と使命の理解に資するだけでなく、知識と専門性を向上させ、世界の包摂的かつ持続可能な産業開発の促進に貢献することを願っています」とUNIDOの人材マネジメント本部のコンスタンティン・イワノフ副本部長は期待を表明しました。

日本最大の海洋問題のシンクタンクである東京大学海洋アライアンスは、海洋科学技術の新しいアイデアやイノベーションの育成の場を提供しており、さまざまな分野の専門家の協力を得て海洋の持続可能な利用を促進しています。 2016年以来、漁業から再生可能エネルギーまで幅広い背景を持つ約10人の学生が、本協定により派遣され、UNIDOでのインターンシップを行っています。

在ウィーン国際機関日本政府代表部の柳淳公使は、日本の学界とUNIDOの合意を評価し、UNIDOと日本のパートナーシップ強化につながる可能性を指摘しました。「このプログラムは、将来のキャリアのために貴重な経験を積み重ねる機会を日本の若者に提供しています。日本は、若い才能が日本の『SDGアクションプラン2018』の優先分野の一つである『イノベーション』の観点からSDGの達成に貢献することを望んでいます。」

UNIDOのインターンシッププログラムは1990年代にさかのぼり、新たなパートナーシップと持続可能な開発プロジェクトへの若者の参加により、発展を続けています。このプログラムでは、インターンにOJTを行い、グローバルな開発課題に接して解決策を提案する機会を提供しています。