UNIDO東京事務所は、UNIDOの調達に関する担当官がウィーン本部より来日する機会に、「UNIDO調達セミナー」を東京にて開催しました。

国連工業開発機関（UNIDO）は、開発途上国や市場経済移行国において「包摂的かつ持続可能な産業開発（ISID）」を推進し、これらの国々の持続的な経済発展を支援しています。UNIDOは各国で技術協力プロジェクトを行うにあたり、世界各国の企業から物品・サービスを購入（調達）しています。

UNIDOの主な調達対象分野は、以下の通りです。

自動車・二輪、農業・漁業、食品加工、農機・重機、電気・電子、環境・エネルギー、輸送機器、教育・職業訓練、情報通信、建築・建設、など

UNIDOは、革新的な技術や質の高いサービスを提供する日本企業に対して非常に注目しておりますが、これまで調達参入実績は限られてきました。本セミナーでは、UNIDOウィーン本部より調達担当官が来日し、UNIDOの調達制度や入札方法等について詳しくご説明しました。また、日本企業との技術協力プロジェクトを実施するUNIDO本部担当官や、UNIDOの技術協力プロジェクトに参画されている企業も参加し、具体的な事例を交えてご紹介しました。

今後UNIDOでは、東京に拠点を置く日本人コンサルタントを配置して、企業の皆様の調達関連手続きをサポートさせていただく予定です。中小企業の皆様からの比較的小規模な調達案件なども期待しています。

セミナー概要

日　時：　2015年5月25日（水）　14:00～17:30
会　場：　国連大学本部5階　エリザベス・ローズ国際会議場
           　（東京都渋谷区神宮前5丁目53-70）
主　催：　国連工業開発機関（UNIDO）
後　援：　UNIDO東京投資・技術移転促進事務所（UNIDO東京事務所）
言　語：　日英同時通訳

プログラム（敬称略）：

14:00　 開会挨拶
　　　　 UNIDO東京投資・技術移転促進事務所　所長　国吉 浩
14:05  「UNIDOの調達制度」
　　　　 UNIDOウィーン本部　調達担当官　エイメン・アーメド
14:45  「UNIDOと企業とのパートナーシップ」
　　　　 UNIDOウィーン本部　工業開発官　スタボロス・パパスタボロウ
15:15  「UNIDOとのパートナーシップ－リベリアJHEOS支援－」
　　　　 コマツ（株式会社小松製作所）CSR室　室長　倉澤　佳子
15:45   質疑応答
16:00   閉会
16:00-17:30   UNIDO担当官との個別セッション／名刺交換会

 

当日の発表資料を、下記よりダウンロードいただけます。