UNIDO東京事務所は、駐日ウズベキスタン大使館と共に、2020年6月17日(水)、オンラインセミナー「ウズベキスタン製薬分野におけるビジネス機会」を開催しました。
ウズベキスタンの製薬分野についての講演の中で、製薬産業開発庁のテミロフ副長官は、市場規模が年間13億ドルに上ること、2018〜2019年に50件、計1億5千万ドルの投資プロジェクトが実施されたこと、2014年に比べ2019年には製薬関連の企業数が30%以上増え、国内生産額が3倍となったことなど、近年の成長ぶりを紹介しました。
また、製薬分野に特化した国内6カ所の自由経済特区に立地するプロジェクトに対しては、地税や固定資産税、原材料や設備機材輸入時の関税などが免除となると強調しました。さらに今後の見通しとして、医薬品の輸出額が現在の3,500万ドルから2024年には8,500万ドルまで増え、適正な製造管理と品質管理を証明するGMP認証取得率も2022年には100%を達成する見込みであると述べ、日本からの投資に期待を示しました。
参加者らからは、今後のビジネスの可能性や日本企業がビジネスを行う際の課題、ウズベキスタン国内での生薬の栽培や薬品原材料などに関する質問が寄せられました。
講演資料は、下記プログラムの講演タイトルからご覧いただけます。
概 要
日 時: 2020年6月17日(水) 15:00-16:00 ※ライブ配信のみ
実施方法: オンライン開催
・ウェブ会議ツールのZOOMを使用。
主 催: 駐日ウズベキスタン共和国大使館、UNIDO東京事務所
言 語: 英語(質疑応答のみ、英語・日本語)
参加費: 無料
プログラム(敬称略)
15:00-15:05 開会挨拶: UNIDO東京事務所 所長 安永 裕幸
15:05-15:30 講演: 「注目されるウズベキスタン製薬分野への投資機会」
ウズベキスタン製薬産業開発庁 副長官 アリシェル・テミロフ
15:30-15:55 質疑応答
15:55-16:00 閉会挨拶: 駐日ウズベキスタン共和国大使館 大使 ガイラト・ファジロフ