UNIDO東京事務所と駐日タンザニア大使館は5月28日と31日、タンザニア投資センター(TIC)のテリ総裁の来日に合わせ、「タンザニア投資セミナー」を開催しました。本セミナーは東京と大阪の2つの会場で開催され、同国でのビジネスや投資に関心が高い日本企業などの関係者が東京では124人、大阪では72人が参加しました。
セミナーの冒頭、駐日タンザニア連合共和国大使館のバラカ・ハラン・ルヴァンダ特命全権大使と、タンザニア投資センターのジレッド・テリ総裁からそれぞれ開会の挨拶があり、参加者に向けてタンザニアへの投資やビジネス進出を呼びかけました。タンザニアは、平和と政治的安定、経済的安定、豊かな天然資源、投資保証、戦略的地理など日本企業にとっては、大きな市場であるというだけでなく、東アフリカのハブとしても有望な投資先であることを述べました。
続いて国連開発計画(UNDP)のタンザニア常駐代表を務める小松原様氏より、成長するアフリカとグローバルサウスについてのプレゼンがありました。
休憩時間には、講演者とセミナー参加者との間で活発なネットワーキングが行われ、タンザニアコーヒーも試食しました。
続いてタンザニアで実際にビジネスを行っている日本企業2社がタンザニアにおけるビジネスの魅力と課題について語りました。アフリカにおける日系企業で最大のコーヒー農園をタンザニアで展開する株式会社オスティジャパンの白取竜也セールス・マーケティング・マネージャーによる基調講演「タンザニアにおける農業ビジネスと スマートビレッジ構想」では、これまでのルワンダでのマカダミアナッツ農園の展開、タンザニアでの展開、そして今後目指すスマートビレッジ構想についてプレゼンをしました。日本の農水省・日本企業とともにタンザニアの水産業振興支援を行っているCOTS COTS LTD共同代表の宮下芙美子氏の基調講演「東アフリカにおける水産バリューチェーン構築」では、タンザニアの海鮮を内陸ウガンダで提供した事例や、タンザニアでの事業展開の魅力について語りました。
質疑応答では、日本企業など外国企業が タンザニアへ投資や参入することの優位性、優位を期待できる産業分野についての質問が寄せられました。
最後に、東京ではUNIDO東京事務所の足立文緒所長、大阪では在大阪タンザニア連合共和国鴻池名誉領事が閉会挨拶でセミナーを締めくくりました。
プログラム概要
プレゼンテーション資料
- タンザニアの投資環境と投資機会
タンザニア投資センター(TIC) ジレッド・テリ総裁 - 成長するアフリカとグローバルサウス
UNDPタンザニア常駐代表 小松原 茂樹 氏 - タンザニアにおける農業ビジネスとスマートビレッジ構想
株式会社オスティジャパン
セールスマーケティングマネージャー 白取 竜也 氏 - タンザニア事業の魅力と課題 ~水産業振興事業を事例に~
COTS COTS LTD 共同代表 宮下 芙美子 氏
関連資料
・タンザニア (駐タンザニア日本国三澤大使)
・タンザニア投資センター(TIC)のサービス
・タンザニアの投資向けの土地(QRコード)
・タンザニアのPR、プロジェクト(QRコード)
・2024 EDITION – PROJECT BRIEFS
・TANZANIA INVESTMENT OPPORTUNITIES IN BRIEF
・UNION DAY 2024
お問い合わせ先
UNIDO東京事務所(担当:今津、堀口)
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